最近知ったんですが、2022年でフェラーリは創業75周年なんですね。
1947年の創業から75年の節目を迎えたということで、フェラーリは社員を主役にした動画を通して「記念ロゴ」を発表していました。
動画はYouTubeで公開されているものを見ましたが、動画内に登場する社員の方はもちろん英語で話しているので、具体的な内容は分からず…。
ただ、雰囲気から会社と社員の一体感みたいなものは伝わってきた気がします。
75周年のロゴもカッコイイ
前置きはこのぐらいにして、本題は75周年のロゴです。
このロゴは、75周年を意味する「75」の数字にフェラーリを象徴する跳ね馬のモチーフと、創業年の1947-2022のモチーフが添えられたデザインになっています。
モノクロでシンプルだけど、必要な要素が詰まったロゴでカッコイイです!
某Twitterで誰かが「馬が『出して~』って言っているみたい」とかつぶやいていましたが、少なくとも私にはそうは見えなかったですよ。
フェラーリのロゴの変化と由来
フェラーリと言えば「跳ね馬」のロゴが印象的。
そんなロゴですが、これまでに8回ほど変更されていたようです。長方形と盾型を繰り返す形で変更されてきました。
さらに調べてみると、この「跳ね馬」は、創業者のエンツォ・フェラーリが創作したものではないらしいです。
由来は、イタリアの戦闘機パイロット「フランチェスコ・バラッカ」が自身の乗り込む機体に貼っていたシンボルマーク。
フランチェスコ・バラッカは第一次大戦時のエース・パイロットで、「撃墜王」として有名な人物であり、彼と「跳ね馬」のエンブレムは敬意と勇気の象徴でした。
彼は第一次世界大戦中に戦死してしまいますが、その後彼の両親がフェラーリ社に跳ね馬のエンブレムを授けます。
バラッカの跳ね馬は白背景に赤で描かれていましたが、ロゴに採用するにあたり跳ね馬の色を黒に、背景もエンツォが生まれたイタリアのモデナを象徴する黄色に変更したそうです。
また、ロゴに描かれている「S」と「F」の文字は、フェラーリ社が運営するレーシングチーム「スクーデリア・フェラーリ」の頭文字をとったもの。
ロゴ上部の赤・白・緑のストライプは、イタリア国旗のカラーからきています。
普段当たり前のように見ているロゴですが、その背景にはこんな由来があったんですね。
こうした由来を知ると、これまでとはまた違った目線でロゴを見れそうです。